第4章 障害のある人を地域で支える基盤の整備

位置付け・意義
障害のある人の生活を支えるには、一つひとつの取組を進めるだけでは不十分です。多くの人たちが対話し、様々な取組や役割をつなげ、地域全体で支えていけるようにすることが大切です。
そこで、「地域生活支援拠点機能」と「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」の整備を進めます。

地域生活支援拠点機能
障害の重度化や障害のある人の高齢化、「親なき後」のためには、障害のある人の生活を地域全体で幅広く支えることが必要です。「地域生活支援拠点機能」は、支援者、事業者、関係機関など様々な担い手と行政がつながり、障害のある人の生活を支える強い結びつきをつくろう、というものです。

精神障害にも対応した地域包括ケアシステム
「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」は、精神障害のある人が暮らしやすい地域づくりのため、生活のしづらさなどの認識を地域で共有し、医療・保健・福祉などの関係機関のつながりで対応する仕組みです。

今後の方向性
横浜市は、障害のあるなし、「支え手」受け手」などの分け隔てがなく、全ての人が地域で共に支え合いながら暮らす「地域共生社会」を目指しています。
そのための地域づくりとして、「地域生活支援拠点」と「精神障害にも対応した地域包括ケアシステム」という2つの仕組みを一体的に検討し、充実させていきます。