広報よこはま都筑区版 2024(令和6)年8月号 テキストデータ

6・7ページ 特集2


●認知症の人に優しいまち都筑
 住み慣れた地域で安心して暮らせるために

認知症は誰もがなる可能性があります。高齢化が進み、認知症の人がさらに増えると見込まれるなか、正しい理解と周囲の協力が一層大切になります。実際に周囲と協力して介護を経験された人のお話を交えて、介護サービスの利用や地域の支えあいの取組をご紹介します。認知症になっても安心して暮らせるまちの実現に向けて、一緒に考えていきませんか。 

■みんなで支えあい
認知症のご家族の介護経験があり、認知症カフェ「コツコツ」の運営委員にも関わっている島田さんに、これまでのご経験等を伺ってみました。
島田(しまだ)さん
「介護サービスや地域の力を活用してください」

Q.認知症のご家族の介護で、工夫したことを教えてください
A.夫は人と関わることが好きだったので、地域ケアプラザの催し物やウォーキング講座等に参加しました。ウォーキングの会では、みんなが夫に合わせて歩いてくれたり、一緒に活動できるように対応してくれました。本人のプライドを尊重して、自分で選んでもらう等、対応や声かけの工夫をしました。
夫の主治医から「介護は合わせ鏡」と話があったので、自分の気持ちに余裕を持てるように、趣味や自分の時間を持つことを大切にしました。
夫が過去の話をすることが多くなったため、昔の写真や資料をまとめて、夫の見ている世界を知ろうとしました。

Q.介護サービス等を利用したきっかけを教えてください
A.家族に「症状が進んでいるので、気になることを書いてみたら」と言われて書き出すと、気になることが色々とあることがわかり、要介護認定の申請をすることにしました。
介護サービス利用当初は、デイサービスを利用しながら自分が頑張るしかないと考えていましたが、夫が要介護5になり、夫の主治医から「一人でできる時期は終わった」と声をかけられ、もっとお任せしようという思いになりました。

Q.介護サービス等を利用して、良かったこと、変化など教えてください
A.実際に介護サービス等を利用すると、自分の時間ができて息抜きにつながりました。地域ケアプラザの「介護者のつどい」では、夫への関わり方や言葉がけを学んだり、自分の思いを話すことで気持ちの安定につながりました。
「認知症カフェ」に参加すると、穏やかな雰囲気の中、夫も楽しそうにしていて嬉しく思いました。

Q.認知症のご家族を介護している人へのメッセージをお願いします
A.自分が元気でないと前向きな介護は難しいので、一人で抱え込まないで、公的なサービスや地域ケアプラザの介護者のつどい等を利用してほしいです。
また、地域の集まり、認知症カフェ等、どこか自分の思いを話せる場につながってほしいです。

◆介護や認知症で気になることがあれば、まずは最寄りの地域包括支援センター(地域ケアプラザ内)や区役所にご相談ください。
地域ケアプラザの二次元コード

相談先
◇葛が谷地域ケアプラザ(葛が谷16-3) 電話 943-5915 ファクス	943-5961
◇東山田地域ケアプラザ(東山田町270) 電話 590-3788 ファクス 592-5913
◇加賀原地域ケアプラザ(加賀原1-22-32) 電話 944-4641 ファクス 944-4642
◇新栄地域ケアプラザ(新栄町19-19) 電話 592-5265 ファクス 595-3321
◇中川地域ケアプラザ(中川1-1-1) 電話 910-1512 ファクス 910-1513
◇都田地域ケアプラザ(東方町655-4) 電話 943-1130 ファクス 943-1131
◇都筑区 高齢・障害支援課(茅ケ崎中央32-1) 電話 948-2306 ファクス 948-2490

<地域包括支援センター 職員からのメッセージ>
東山田地域ケアプラザ 関島(せきじま)さん
「一人で悩まずご相談ください」
地域包括支援センターは「高齢者に関する身近な総合相談窓口」として、介護・福祉・健康・医療等に関するさまざまな活動を行っています。
介護予防事業等も行っており、認知症や介護で困る前から、気軽に参加できる場として利用していただければと思います。
借りる手は多い方が良いと思うので、家族の人は抱え込まないで、地域に拠り所をたくさん作ってほしいと思います。
まずは、地域包括支援センター(地域ケアプラザ内)や区役所に相談してみてください。

<認知症カフェ「コツコツ」の代表からのメッセージ>
認知症カフェ「コツコツ」代表 横尾(よこお)さん
「自分の居場所として、気軽に参加を♪」
気軽に参加して、「楽しかった」と言って帰ってもらえる事が一番嬉しいです。
認知症は特別なことではありません。定期的な開催の中で、自分の居場所として安心できる場、相談できる場としてどなたでも気軽に参加して欲しいです。

◇集いの場(介護者のつどい、認知症カフェ)
横浜市は、認知症の人と家族、介護者が安心して暮らせる地域づくりのひとつとして、介護者のつどいと認知症カフェの取組を推進しています。 
「横浜市 認知症 集い」で検索 二次元コード

◆イベント情報
◇認知症パネル展 無料
認知症やその予防、認知症カフェ等についてのパネル展やリーフレットを配架します。
開催期間 8月29日(木)13時~9月4日(水)12時
会場 区総合庁舎1階 区民ホール
◇認知症フォーラム 事前予約制・無料
日時 9月8日(日)14時~16時
テーマ 認知症とともに生きるまち~いつまでも住み続けられる都筑区に~
講師 町永 俊雄(まちなが としお)氏(福祉ジャーナリスト) 
※詳しくは、9ページをご覧ください。

■認知症について
認知症とは、さまざまな原因により、脳に変化が起こり、それまでできていたことができなくなり、生活に支障をきたした状態をいいます。
2040年には、横浜市の認知症高齢者は約17.9万人となる見込みで、高齢者の6.7人に1人が認知症高齢者になると予想されています。

◆認知症の気づき チェックリスト
ご自身や身近な人が認知症の気づきをチェックできるリストがあります。 
※結果は、あくまでもおおよその目安で、認知症の診断には医療機関の受診が必要です
「認知症の気づきチェックリスト 横浜市」で検索 二次元コード

◆オレンジガイド(横浜市版認知症ケアパスガイド)
認知症に関する相談先や制度についてまとめたガイドです。地域ケアプラザや区役所での相談時にお渡ししています。 
「横浜市 オレンジガイド」で検索 二次元コード

◆もしかして「認知症かな?」と感じたら…まずはかかりつけ医に相談しましょう
◇病院で!
・もの忘れ検診(実施機関で事前予約制・無料)
市内在住の50歳以上の人で、検診受診日までに認知症の診断を受けたことがない人に、簡易検査を行っています。認知症疑いで専門医療機関に紹介する場合、紹介料等は有料になります。 
「横浜市 もの忘れ検診」で検索 二次元コード
◇区役所で!
・もの忘れ相談(事前予約制・無料)
もの忘れ等の心配がある高齢者およびそのご家族からの相談に、専門の医師が対応します。 
「都筑区 もの忘れ相談」で検索 二次元コード

■介護保険の利用について
 高齢者の介護を社会全体で支えあう

寝たきりや認知症等で常時介護を必要とする状態(要介護状態)になった場合や、家事や身支度等の日常生活に支援が必要な状態(要支援状態)になった場合に、介護保険制度でデイサービスなどの介護の必要度合いに応じた介護保険サービスを受けることができます。

<本人または家族などが要介護認定の申請をします。>
◇申請できる場所
・地域ケアプラザ(地域包括支援センター)
・区役所高齢・障害支援課(2階21番窓口)
↓
◇調査
・認定調査
調査員が自宅などに訪問し、聞き取り調査を行います。
・主治医意見書
申請時に指定した主治医により、意見書が作成されます。
↓
◇審査・判定
↓
◇介護保険サービスへ

◆介護と介護保険のナビ・マガジン 【ハートページ】
お近くの介護サービス事業者や介護サービスの内容の詳細は「ハートページ」で確認できます。区役所で配布するほか、ウェブページでもご覧いただけます。 
「横浜市 ハートページ」で検索 二次元コード

問合せ 高齢支援担当 電話 948-2306 ファクス 948-2490